元公務員やすのタラレばなし   

私が公務員からの転職を意識し始めた瞬間~高校生から言われた衝撃的な一言~

就活時期、「どこでも良いから受かりたい」精神で公務員試験勉強に専念し(私が公務員になった理由はこちら)、無事東京都への就職を決めた私。初めの頃は新しい生活への期待でいっぱいで、華やかな(?)公務員生活をエンジョイしていました。しかし、あることがきっかけで、公務員という仕事を選んだことに疑問を持ち始めることになったのです。

 

公務員一年目 人生初のリア充生活

都庁一年目の私は、高校デビューならぬ、社会人デビューをしていたような気がします。周りに明るく振舞って、活発で積極的で、今思い返すと躁のような状態だったような・・・。

 

毎週土日は何かしらの予定を入れて遊びに行っていました。飲みに行ったり、競馬を見に行ったりフルマラソンに出たり富士山に登ったり、一週間仕事休んで北欧旅行をしたり・・・。中学生~大学生時代はほとんど遊ぶことはなく、部活や勉強ばかりしていた私、社会人一年目が人生で一番遊んだ時期だったかもしれません。

 

「公務員の良いところは、仕事は仕事、プライベートはプライベートで満喫できることだ!私って超充実している!」と思っていました。

 

そう思おうとしていたのかもしれません。

 

転機 特別支援学校での高校生の一言

都庁では入都一年目の秋ごろ、普段の仕事とは全く違うジャンルの都の職場で2日間働くという研修があります。それぞれ自分の職種では絶対に配属されない職場に行くので、例えば建築等の技術職の場合は、都税事務所や都立学校に割り振られます。

 

私が行ったのは、ある都立の特別支援学校。知的障害を持っていたり、肢体不自由な小学校から高校生の子供が学ぶ場でした。

 

ゆっくり自力で歩ける子から車いすの子、車いすでの移動も困難で、ストレッチャーで授業を受けている子まで、状況は人によって様々でした。私は今まで出会ったことのない特徴をもった子供たちと関わることで、色々考えさせられたし、すごく良い経験になりました。研修ってあまり意味ないようなものもあったりするけど、自分の視野が広がるという意味で、すごく良い研修だったなぁ。

 

 

 

私は2日間の研修の間、小学生クラスの授業や食事の補助をメインにやっていましたが、2日目の午後数時間だけは、高校生クラスの授業の補助をすることになりました。

 高校生のクラスは車いすの子もいるけど、見た目も話し方も普通で、障害があるとは思えない子もいました。全部で10人くらいのクラスだったと記憶しています。

 

 

教室に入ると、担任の先生に促され、まず私が自己紹介をすることになりました。

私は自分の名前と、都庁で働き始めて一年目であること、研修の一環でここに来たということ等、軽く自己紹介をしたあと、あまり深く考えず「何か質問ありますか?」と聞いてみました。

 

すると、最初にすっと手をあげた女の子が私にこう言ったのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高校生:「将来の夢は何ですか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私:(・・・・え・・・・?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ズドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(自分には雷が落ちたくらいの衝撃が走りました。)

 

私の夢って、何だっけ・・・・?

 

 

 

 

 

世間で一般的な「普通」のレールに乗っていた私にとって、中学の次は高校進学、高校の次は大学進学、大学の次は就職といったように、次にやるべきこと・行くべきものは既に用意されていました。そして私は節目節目にそのカテゴリーの中からどれかを選んで目標にするという人生を歩んできました。(多くの人がそうだと思いますが・・・)

 

 

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(↑こんなイメージ)

 

 

しかし、都庁に入った私の先には・・・・何があるのか、どうするのか、その先を全く考えていませんでした。高校生に聞かれて初めて考えてみたら、

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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(ん??)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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(あれ・・・・・・・!?)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その先には何もなかったのです。

 

この瞬間、都庁職員として働いている自分には「夢」がない、ということに気が付き、

「どこでもいいから内定もらって就職したい」を目標に、都庁にのこのこやってきた自分の選択に疑問を持ち始めるようになりました。

 

しかし、心配性で小心者、石橋を叩いて叩いて渡らない私は、すぐに「転職だ~!」という発想には至りません。ここから私の公務員もやもや時代が始まったのです。

 

(続く)

 

 

なんで私が公務員になったか、そんなお話

さて、約4年間勤務していた東京都を辞めた私ですが、そもそもなんで公務員の建築職になったのでしょうか。そんな話をします。

 

学生時代の私

中学3年生の春

これまで住んでいたマンションから、一戸建てに引っ越したよ。新しい自宅は、部屋の配置から壁紙の色まで家族の希望を取り入れて作った注文住宅。なんと私も部屋の間取りを一緒に考えたんだよ。数カ月前まで平面図で見ていたものが実際に家になったときは、なんだか不思議な感じだった。

超豪華なわけでもないし、とびぬけた特徴があるわけでもないけれど、私はこの家が大好きなんだ。家ができあがったときは私もすごく嬉しかったし、お父さんもお母さんもすごく嬉しそうだった。

私は幼いころから工作とか手芸とか、ものをつくるのが好きだし、「建築」という形でものをつくる仕事っていいな。

 

大学生時代

大学で建築を学んでいるけど、やっぱり私は将来、自分の見える範囲で、使う人に喜ばれるものづくりがしたいな。将来は、大きなビルではなく、小さいけど使う人それぞれに寄り添える住宅の仕事がしたいな。

 

大学時代 就職活動開始

色んなハウスメーカーの就職説明会に行ってきたけど、うーん、何か違う気がする・・・・。

A社は、お客さんのところで話を聞いてプランを考えるのは営業、建築担当は営業がとってきた案件の図面を起こすっている完全分業制なんだって。

B社とかC社は、ほとんど基本の仕様が決まっていて、条件によってそれらを組み合わせるくらいなんだって。D社も何だかぴんと来ないし。

あれ・・・・これは私がやりたいことなのかな?

 

そういえば、公務員という選択肢もある。

私は小学生くらいの頃から、自分で稼いで生きていく人間になりたかったんだ。公務員って、身分が保障されてて女性でも働き続けられる職場だから、女性には良いって母親が言っていた。父方の叔母も、母方の叔母も子供を二人育てながら共働きしているし、確かに公務員なら女性でも働き続けられるんだ。

 

 

このあいだ、先生からも公務員に向いていそうと言われたな。前にも何度か言われたことあるし。私、昔からコツコツ頑張るのは得意だから、確かに私に向いているのかも。公務員を選択肢に入れようかな。

 

1月26日

E社落ちた。地元ではよく見かけるハウスメーカーE社。そんなに大手なわけでもないし、こんなに早く終わるとは思っていなかった。3対1の集団面接、しかも10分15分くらいのあんな面接であっけなく落とすんだ。「答えられる人から手をあげて答えてください」って・・・。大喜利かよ。頭の回転が速くて口がうまい人がほしいの?

 

2月28日

エネルギー系のF社、このあいだ受けたSPI。わからない問題だらけだし、時間も全く足りないし、手も足も出ないって感じだった。あたりまえのように落ちた。

 

3月6日

ここなら私のやりたい住宅設計できるかも。そう思ってエントリーしたハウスメーカーG社。今日が四次面接だったよ。例年の情報からすると、これが最終面接だ。面接官との話もすごく好感触だったし、これでようやく内定もらえるかも、、、よかった。

 

3月13日

G社からの連絡が来ない。三次面接までは数日以内に連絡がきたのに、今回は一週間たったけど返事が来ない。まさか、落ちたのかな。面接あんなによかったのに・・?

 

3月14日

不安で不安でG社採用試験の2chを覗いてしまった。・・・あ・・・受かった人にはもう合格通知きてるんだ。ってことは・・・私は・・・ダメだったんだ・・・・。

 

ダメだ・・・。私、もう就活できない・・・・・。

 

3月15日

民間の就活を辞めて、公務員試験にしぼることにした。

私は要領が悪いから、民間企業のESや面接シート1つ1つに時間をかけてしまう。このまま民間の就活も続けていたら、公務員試験の勉強に時間を使えなくて、民間も公務員も共倒れだよきっと。

中学校時代は音楽以外オール5、高校時代は内申点学年一位を取って指定校推薦で大学進学したような私。こつこつ勉強するのは得意だ。公務員なら頑張って勉強すれば私でも合格できるはず!

 

さて、復習してみましょう

中学3年生の春

これまで住んでいたマンションから、一戸建てに引っ越したよ。新しい自宅は、部屋の配置から壁紙の色まで家族の希望を取り入れて作った注文住宅。なんと私も部屋の間取りを一緒に考えたんだよ。数カ月前まで平面図で見ていたものが実際に家になったときは、なんだか不思議な感じだった。

超豪華なわけでもないし、とびぬけた特徴があるわけでもないけれど、私はこの家が大好きなんだ。家ができあがったときは私もすごく嬉しかったし、お父さんもお母さんもすごく嬉しそうだった。

私は幼いころから工作とか手芸とか、ものをつくるのが好きだし、「建築」という形でものをつくる仕事っていいな。

 

大学生時代

大学で建築を学んでいるけど、やっぱり私は将来、自分の見える範囲で、使う人に喜ばれるものづくりがしたいな。将来は、大きなビルではなく、小さいけど使う人それぞれに寄り添える住宅の仕事がしたいな。

 

大学時代 就職活動開始

色んなハウスメーカーの就職説明会に行ってきたけど、うーん、何か違う気がする・・・・。

A社は、お客さんのところで話を聞いてプランを考えるのは営業、建築担当は営業がとってきた案件の図面を起こすっている完全分業制なんだって。

B社とかC社は、ほとんど基本の仕様が決まっていて、条件によってそれらを組み合わせるくらいなんだって。D社も何だかぴんと来ないし。

あれ・・・・これは私がやりたいことなのかな?

.

まず、名前の聞いたことあるハウスメーカーしか見ていないってことがバカだね。大手志望なの?

「自分の見える範囲で」ってむしろ小さい会社の方が分業分業にならないから合ってるじゃん。中小企業でおもしろいことやっている人はたっくさんいるよ。ちょっと調べればわかるのに、なんでそっちに目を向けないの?視野が狭すぎるんだよ。

 

そういえば、公務員という選択肢もある。

私は小学生くらいの頃から、自分で稼いで生きていく人間になりたかったんだ。公務員って、身分が保障されてて女性でも働き続けられる職場だから、女性には良いって母親が言っていた。父方の叔母も、母方の叔母も子供を二人育てながら共働きしているし、確かに公務員なら女性でも働き続けられるんだ。

 

ん?仕事内容より、働き続けることが重要なの?よく考えてみてよ~!あなたはやりたいことしたい人間でしょ。子供育てしながらっていうけど、あなた、別に結婚願望ほぼないし(結婚できそうな見込みもないし)、子供ほしいとも思ったことないでしょ。来るか来ないかわからないもののために、やりたいことから目を背けるの?

 

このあいだ、研究室の先生からも公務員に向いていそうと言われたな。前にも何度か言われたことあるし。私、昔からコツコツ頑張るのは得意だから、確かに私に向いているのかも。公務員を選択肢に入れようかな。

 

おいおい、そもそもどんな仕事かもよくわかってないのに、「公務員=コツコツ」みたいなイメージだけで就職先を選んでいるのか君は。もっと自分がどうなりたいか、何がしたいかイメージしてみなよ!

しかも「周りに言われたから」って、流されすぎでしょう。自分の人生ぐらい自分で決めようや。

 

1月26日

E社落ちた。地元ではよく見かけるハウスメーカーE社、そんなに大手なわけでもないし、こんなに早く終わるとは思っていなかった。3対1の集団面接、しかも10分15分くらいのあんな面接であっけなく落とすんだ。「答えられる人から手をあげて答えてください」って・・・。大喜利かよ。頭の回転が速くて口がうまい人がほしいの?

 

うん、これはしょうがないかもね。その会社に向いてないのよあなた。やっぱり相性ってあるだろうからね。落ちて正解!っていうか、「そんな大手なわけでもない」ってなめてたんでしょ。その気持ちが見透かされていたのかもよ。

 

2月28日

エネルギー系のF社、このあいだ受けたSPI。わからない問題だらけだし、時間も全く足りないし、手も足も出ないって感じだった。あたりまえのように落ちた。

 

ええ!いつのまにかエネルギー系にも手を出し始めたんだね。何をしたいって言ってたっけ?ぶれぶれじゃないっすか。完全に世の中の就活の雰囲気に飲み込まれている。目を覚ましてくれ。

 

3月6日

ここなら私のやりたい住宅設計できるかも。そう思ってエントリーしたハウスメーカーG社。今日が四次面接だったよ。例年の情報からすると、これが最終面接だ。面接官との話もすごく好感触だったし、これでようやく内定もらえるかも、、、よかった。

 

3月13日

G社からの連絡が来ない。三次面接までは数日以内に連絡がきたのに、今回は一週間たったけど返事が来ない。まさか、落ちたのかな。面接あんなによかったのに・・?

 

3月14日

不安で不安でG社採用試験の2chを覗いてしまった。・・・あ・・・受かった人にはもう合格通知きてるんだ。ってことは・・・私は・・・ダメだったんだ・・・・。

 

ダメだ・・・。私、もう就活できない・・・・・。

 

あああ・・・ついに2chにまで手を出してしまったのだね。でも会社なんて山ほどあるんだし、そこまで思いつめることないよ。「こんな私を落とすなんて、こっちから願い下げだぁ!」って気持ちで、次に行こうよ。

 

3月15日

民間の就活を辞めて、公務員試験にしぼることにした。

私は要領が悪いから、民間企業のESや面接シート1つ1つに時間をかけてしまう。このまま民間の就活も続けていたら、公務員試験の勉強に時間を使えなくて、民間も公務員も共倒れだよきっと。

中学校時代は音楽以外オール5、高校時代は内申点学年一位を取って指定校推薦で大学進学したような私。こつこつ勉強するのは得意だ。公務員なら頑張って勉強すれば私でも合格できるはず!

 

はい、この時点であなたの就活は完全に「これがしたい」ではなく「どこでも良いから受かりたい」になっていますね。就活って怖いね。見えない大きな波のようなもので、これに乗らないと人生終わりなんじゃないかという感覚に襲われるんだよね。そんな見えない何かによって、君、元々狭い視野がさらにクソ狭くなっているよ。この選択によって、数年後あなたはもがき苦しむことになるよ。いいの?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

就活時期のバカな自分に思いっきり突っ込んでみました。

これでわかるように、私が公務員を選んだ一番の理由は「どこでも良いから受かりたかった。」これです。就活でぼこぼこ簡単に落とされて、自分が否定されているように感じ、どうすれば良いかわからなくなった私には、勉強して点数さえとれば受かる公務員が唯一の希望の光に見えたのです。

 

しかし、そこに入って何がしたいかは、全くと言って良いほど考えていませんでした。

ただただ自分の力で何かしらの内定をもらって、ちゃんと社会人になりたい。

それだけを考えていました。いや、それだけしか考えていませんでした。

だから、公務員の人たちが具体的にどんな風に働いているかとか、建築職にはどんな仕事があるかとか、真剣に調べていませんでした。

 

先輩に都庁に勤めている人がいたから、どんな仕事をしているかとか聞きにいったけど、それはあくまで面接対策の材料でしかなくて、話聞きながらも「面接シートに何書くか」、「面接でこう聞かれたらこう答えよう」みたいな、テスト前に勉強のための勉強をする学生みたいなことを就活でもしていたのです。

 

私が公務員になってから、もちろんこのツケが回ってくるわけです。

それは、また別の機会にお話ししますね。

 

今の仕事にもやもやしているあなた、こんな感じで就活生の自分を振り返ってみると、今すべきことが見えてくるかもしれませんよ。

いつから勉強すればいいの?地方公務員建築職試験のスケジュールと勉強時間の目安

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かつて私が公務員だったころ「公務員の世界において建築職はめちゃくちゃマイナーだ」ということを強く感じていました。

 

実際、私がいた東京都の場合、職員の半数以上は事務職、2割弱が土木職、残りの職種(建築・電気・機械等)が数%ずつ、という人数構成。プライベートで初めて会う人に「東京都で建築職やってます」と自己紹介すると、「え、公務員に建築職なんてあるの?」とよく言われたものです。

 

 だから、ネット情報を含め、世の中に公務員建築職に関する情報は極めて少なく、公務員試験の問題集とかも事務職中心に作られています。

これから公務員建築職を受験しようとしている人は、

情報の少なさに不安を感じているのではないでしょうか?

 

私も公務員試験を受けていた当時は、藁にもすがる思いで人生で初めて2ch情報にもとびついていました。懐かしい・・・。

 

そこで、東京都庁、千葉県庁、市役所×2を受けてすべて合格した私が、地方公務員建築職の試験対策についてお教えします。今回はスケジュール・併願計画編!

 

まずは試験日・申し込み期間を調べるべし

自治体とも、毎年だいたい同じ時期に試験が行われます。

A県は6月の第2日曜日、B市は8月の第1日曜日、という感じ。同じように、申し込み期間も大体決まっています。試験勉強を始める前に、試験日を確認しないと勉強計画を立てられませんよね。ということで、まずは受験したい自治体の試験日や申し込み期間を調べましょう。

 

試しにH28年度の東京都や千葉県等の申込と一次試験(筆記試験のこと)の日程を見てみました。

 

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要注意なのが申し込み期間。意外と短いところもあります。事前に調べていないと、うっかり申し込み忘れるなんて事件も起きます。あたりまえですが、受験できなければ公務員にはなれません。

 

インターネット申し込みができる自治体も増えていますが、いまだにアナログ形式な自治体もあり、封筒サイズ指定がある等慣れない郵送物の準備が必要だったりします。

締め切り直前に焦らないように、申し込み方法もしっかりチェックしておくことをおすすめします。

 

自治体との併願計画を立てよう

ちなみに公務員試験は他自治体との併願受験が可能です。

ここで注意が必要なのは、一次試験の日程が被る自治体があるということです。

上の表からもわかるように、H28年度は千葉県、神奈川県、千葉市横浜市の日程が被っています。

 

試験日が同じ自治体を複数申し込んではいけないわけではありません。迷ったならば両方申し込むという手もあります。そして極端な話、試験日当日にどちらを受けるか決めればOKです。

 

ただし、一次試験(筆記試験)が通った後の二次試験(面接)で必ず「志望動機」を聞かれるので、縁もゆかりも全くない自治体を受けると、面接のとき苦労すると思いますよ。そこらへんは自分でよく考えて受験してください。

 

民間企業との併願ってどうなの?

2016卒の年代以降、採用広報解禁日(説明会やES提出等が始まる時期)が大学3年生の3月になり、民間企業の説明会・ES提出・WEBテストの時期と、公務員試験勉強時期が被ることになっているようです。そのため、公務員と民間との併願は以前より難しくなっていると思います。

 

民間企業との併願が可能かどうかと言えば、「個々の頑張り次第」なのですが、それを言ったらここに書いている意味がないので、私のおすすめとしては

 

① 民間企業を受けるなら社数をしぼって受け、

 それが全部落ちたら民間は諦めて公務員試験に集中する。

② そもそも最初から公務員だけ受ける。

 

というところですね。

 

民間の就活スケジュールが今と違いますが、一応私の民間就活の話をします。

私が就活した年は、公式には3年生の12月が採用広報解禁日、4年生の4月1日が選考スタートでした。

私は民間企業10社程度エントリーして、面接に進んだのは3社くらい。こんな少なくて「民間就活した」と言っていいか謎ですが、とりあえず参考になればと。

 

12月:リクナビマイナビ登録開始

   各社説明会申し込み等開始

  (毎年の風物詩、解禁日のリクナビサイトはつながらない。)

 

1月: 説明会、WEBテスト

  (都庁の説明会も1月にあった。)

 

2月: 数社は面接開始

    (SPIや数分の集団面接で落とされ、へこみ始める。)

 

3月: 2月から面接の会社は選考終盤

    (最終面接(多分)までいったハウスメーカーに落ち、公務員試験にしぼることを決意。)

    

民間企業の採用面接って、ブラックボックスに感じたんですよね。落ちたことに納得できないというか・・・・。公務員試験は勉強しなければならないけど、逆に勉強して点数さえとれば私でも受かる!そう信じて途中から公務員一本に絞りました。

 

お祈りメールで消耗し始めたあなた、民間企業(大企業)はさっさと諦めよう!

 ちなみに都庁に入ってから周りに民間企業を受けていたか聞くと、意外と最初から公務員しか受けていない人が多くいました。

 

 

 いつから勉強をはじめるべきか

民間企業の就活スケジュールや併願状況にもよるし、一概にいつとは言いづらいので、勉強時間で考えてみます。

 

私は11月か12月ごろからぼんやり「公務員の勉強しなきゃなー」とは思いつつ、特に勉強することもなく、先輩からもらった問題集をぱらぱら眺めるくらい。1月2月は民間企業の説明会やES、面接で慌ただしくなったうえに、大学の研究室の実験等もあり、公務員試験の勉強からは一旦離れていました。

 

3月に入り、民間企業を諦め公務員に絞ってからはめちゃくちゃ勉強しましたよ。一日のうち、寝る食べるトイレ風呂以外は全部勉強していました。勉強しすぎてお尻が痛かった・・・。一日の勉強時間でいったら人生で一番長かったんじゃないかな。

 

そして最初の筆記試験が5月初旬だったので、本格的な勉強期間でいうと2カ月くらい。

ざっくり勉強時間を計算すると

10時間×30日×2カ月= 600時間

 

週に1~2日は大学の用事等で、そこまで勉強時間をとれない日もあったのをふまえると勉強時間はもうちょっと少なかったのだと思います。

 

あ、でもほとんど勉強せずに合格したというスーパーマンも多々いたので、効率よく勉強できる人はもっと短くて済むと思いますよ。

 

ネット情報だと1000時間必要だという意見もあるようですが、あれは事務職の話でしょう。建築職の場合は、事務職に比べると必要な暗記量がずっと少ないので(次の記事で詳しく書きます。)、短い勉強期間で試験合格可能です。パソコン・スマホの前の君、諦めるのはまだ早いぞ!

 

まとめ

地方公務員建築職になるための効率的な試験対策~スケジュール・併願計画編~

 

① 試験日・出願日を早めにチェックせよ

② 日程が被る自治体もあるので、他自治体との併願をしっかり考えよう

③ 民間企業の就活は早めに切り上げるべし

④ 勉強時間は600時間とれば大丈夫。効率良い人はもっと少なくてもいける。

 

 公務員試験はいくら受けても無料だし(でも採用試験も税金で行われているということを忘れないでね。)、受験申込時点では民間企業みたいにエントリーシートとかの準備がいらない場合がほとんどなので、迷ったならとりあえず申し込んでそこから勉強しはじめるというのもありだと思いますよ。

 

それでは、検討を祈る!

はじめまして、自己紹介をします。

どうも、はじめまして、やすといいます。

 

元公務員です。

公務員になりたい人と公務員辞めたい人、そして自分の人生救うため、はてなブログにやってきました。

 ここらへんで、自己紹介をしておきます。

 

今の私

千葉県か東京都か神奈川県あたりに生息しています。

建築職として約4年間務めた東京都を辞めてきました。

次は従業員15人くらいの建築系の民間企業で現場監督として働きます。

 

そんな感じのアラサータラレバ女です。

 

性格

まがったことがだいきらい

お酒を飲むのはとてもすき

小心者で心配性

打たれ弱くてすぐへこむ

隠しきれない毒舌家

 

ブログを始めた理由

① 私のように遠回りする人を減らしたい

公務員って、日本全国みんな存在は知っているけど、実際にそこで働いている一人一人がどんな風に何をやっているかって見えてこないですよね。

私も入って働いてから、こんなだったんだ!というギャップ(悪い意味での)がたくさんありました。これを事前に知っていたら、公務員にはならなかっただろうな、遠回りせずにすんだかも、と思うのです。

 

公務員のリアルを伝ることで、「公務員」という、なんかよく見えないけど安全そうだしすごそうなところに入れば良いことがあるはず、という幻想を描いている就活生の目を覚ましてあげたいと思い、ここに書くことにしました。

 

私のように遠回りしてしまう人が一人でも少なくなることを祈っています。

 

② 公務員辞めたい人に勇気をあげたい

私は公務員辞めたいかも・・と思い始めてから辞めるまで2年以上時間がかかりました。公務員って、身分が保障されている分、飛び出すのに勇気がいるんですよね。

でも一回勇気を出せば飛び出すのは簡単です!なんとかなるものです!煽るようですが、実際公務員辞めた方が幸せになる人もいます。

 

私が公務員を飛び出すまでにどんな思いだったか、どんなことをしたかを共有することで公務員辞めたいと悩んでいる人に勇気を分けたいです。

 

③ おもしろ人間になりたい

公務員っていう職業を選んだって時点でわかるかもしれませんが、私は頭の固いつまらない人間だったんです。

 高校生のころ、周りにいじられまくり面白いことばかりをしている男の子を見て、「全力でバカするってすごい」と本気で感心していました。

 

公務員辞めると決意したころから、そんなカチコチの私の脳みそが少しずつ柔らかくなってきました。公務員辞めるんだし、思い切って面白いことしちゃえ!と思うようになったんです。そして、せっかくだからそれを周りに発信しようと思うようになり、ブログを始めることにしました。

 

最近(2017年2月現在)、ブログの世界にはおもしろ人間めっちゃいるなと痛感しています。早く私もおもしろ人間になりたい・・・・。

 

野望

公務員辞めるときに決意したこと

一つは「人生楽しむ」

もう一つは「自分が正義だと思うことだけをやっていく」

この2つだけは譲らずに生きていきます。

 

そして人生の中で、自分が活躍できる場を見つける、もしくは作り出すのが今の私の目標です。なんだかぼんやりですが、大マジメ。

 今はその目標達成のため、色々な武器を集めたり、仲間を増やしたり、経験値を積んでいるところです。

最近思ったんですよ、これって冒険RPGみたいだなって。

 

もちろん公務員での経験も私の武器の一つとなって私を強くしてたし、人生無駄なことなんてない、そう思います。この冒険RPG、どうやら攻略していくのがすごく楽しそうです。